菓葉暦

朱夏

朱夏

立夏〜大暑
5月上旬〜8月上旬

07 立夏 「菖蒲 -あやめ-
5/5頃〜
08 小満 「青嵐 -あおあらし-
5/21頃〜
09 芒種 「初蛍 -はつほたる-
6/6頃〜
10 夏至 「四葩の花 -よひらのはな-
6/21頃〜
11 小暑 「岩清水 -いわしみず-
7/7頃〜
12 大暑 「水牡丹 -みずぼたん-
7/23頃〜

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みるみるうちに早くなる朝の訪れと
ゆったりと沈んでいく夕暮れ時
いのち育む太陽をめいっぱい浴びて
生きとし生けるものが力強く伸びゆく夏

草木は陽光をのがすものかと枝葉を繁らせ
生長し花ひらかせ実をつける栄養に変えます
人間や動物はそれを食べていのちをつなぎます

太陽の熱はいのちを動かすエネルギー
少しずつ昇っていく気温につられて
手のさき 足のさき 頭のてっぺんまで
力がみなぎる季節は外へと向かって力を使うとき

活発に動いて
冬の寒さにも負けない丈夫なからだを養い
積極的に人とまじわって
こころしなやかになるチャンス

一方で過剰な熱はいのちを脅かすもの
汗やお小水 お通じ 血行など
からだのはたらきを活かして余分な熱を逃すと
暑さにバテずに夏を越えることができます

涼を呼ぶ夏の和菓子に欠かせない葛や寒天
冷たくしてもおいしい小豆は
夏のからだを助けるすぐれもの

からだもこころも伸びやかに成長する夏
和菓子と少しの工夫で涼やかに楽しんで!

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